8月百貨店外客売上86.1%減 客数97.0%減、単価は31万円に
2020.10.26 00:00

日本百貨店協会がまとめた8月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象90店舗の総売上高は前年同月を86.1%下回る35億5000万円となった。在留外国人の再入国が条件付きで緩和されたものの渡航制限が継続しており、購買客数は97.0%減の1万1000人だった。売上高・客数ともに7カ月連続で大幅なマイナスとなっている。
売上高の内訳を見ると、一般物品が86.4%減の18億9000万円、消耗品が85.8%減の16億6000万円といずれも低迷した。一方、1人当たりの購買単価は362.2%増の31万1000円に上った。9カ月連続のプラスだが、8月はとりわけ伸びが著しい。同協会はこの要因について、「高額品の大口購買などがあった」としている。
カテゴリ#観光統計#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
雇調金受給額、観光関連が上位独占 ANA筆頭にKNT-CTやHISも
-
12月百貨店外客売上89%減、通年は4年ぶりマイナス
-
ワクチン接種開始で新サービス、旅行会社やバス会社が余剰資源生かして
-
四国全域でワーケーション推進、周遊型プランや紹介窓口を整備
-
持続可能な観光地経営 待ったなしの行動改革とイロハ
-
オンラインツアー好調の琴平バス、訪日も強化 コロナ後へ未開拓エリア紹介
-
シニアの国内旅行意欲が復活 JTB総研調査、海外旅行の世代交代も
-
20年の日本人国内旅行消費55%減、近場旅行伸び単価9%低下
-
MSCクルーズ、新造船に人型ロボット 最新技術で未来空間提供
-
『女将は見た 温泉旅館の表と裏』 伝統文化支える存在たるゆえん