JR東海が「ずらし旅」を提案、コロナ時代の新旅行タイル

2020.09.07 00:00

 東海旅客鉄道(JR東海)は、旅行の時間帯や場所、旅先での移動手段、行動を定番からずらした旅の提案を始めた。「ずらし旅」と銘打ち、混雑や密になる状況を回避した楽しみ方をアドバイザーが独自の視点で指南する。ウィズコロナ時代の新たな旅行スタイルとして普及させる狙いだ。

 「新・旅行スタイルプラン」で新幹線とホテルに体験プランを組み合わせたパッケージツアーとして提供する。東京、横浜、名古屋、京都、大阪方面で設定した。たとえば、東京や横浜では、ドコモ・バイクシェアの1日乗り放題パスカードを提供し、自転車で自由に巡る旅を提案する。京都では、風神雷神図屏風で知られる建仁寺の朝の先行拝観や、本能寺(大寶殿宝物館)の夕刻の時間外特別拝観を選択肢の1つに盛り込んだ。

 ウェブサイトでツアーを購入した後、体験を複数の選択肢の中から選ぶと、ツアーを企画・実施するJR 東海ツアーズから利用券が送られてくる仕組み。オンライン会議ツールを使ったリモート型旅行相談窓口を設けており、相談にも応じる。

 移動や宿泊にも配慮した。新幹線の座席は隣席を空けて配置し、宿泊は接触・飛沫感染の予防対策を施したホテルを利用する。料金の一例は、9月26日までの土・日曜・祝日に東京から京都を訪れる旅行の場合、1人1万8500円(アーバンホテル京都四条プレミアム利用、食事なし)。

 特設サイトも設けた。裏路地研究家やグルメタクシードライバー、ウーバーイーツ配達員などが、混雑するルートや時間帯を外しながら地域を楽しむアイデアを提案している。9月3日時点でまだ8件だが、今後100件まで増やす予定という。