ハーツ、チャプター11申請 事業運営や割引特典は継続
2020.06.01 00:00

米ハーツ・グローバル・ホールディングスは5月22日、米連邦破産法11条(チャプター11)の適用をデラウェア州破産裁判所に申請した。新型コロナウイルスの流行による移動の自粛で予約が急減し、コスト削減や資金確保に努め、米国政府に救済も求めたが支援を得られなかった。チャプター11は日本の民事再生法に相当し、同社は従来どおりの事業を継続しながら経営の立て直しを図る。
ハーツ、ダラー、スリフティ、ダンレンの各レンタカー事業を継続し、各種割引特典や旅行会社などで発券されたクーポン・バウチャー、会員制度もこれまでと同様にサービスを提供する。同社は、「日本での予約客も今回の措置に何の影響を受けることなく現地で利用できる」と強調している。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
KNT-CT、6割増収で赤字縮小 今期の黒字化予想 非旅行業を強化
-
訪日実証ツアーで観光再開へ前進 米国など4カ国 旅行大手6社が実施
-
「このままでは観光孤立国に」 観光関連団体、水際対策緩和要望で危機感あらわ
-
旅行促進へメタバースの役割増加 83%が購買に興味
-
4月の客室利用率63.8% 前年比18.5ポイント増 9地域でプラス
-
クルマ離れが変える旅 免許保有率低下のなかで
-
エクスペディアが新戦略、事業者の旅行販売を包括支援 検索機能の改善も
-
関西経済同友会、舟運の活用を提言 クルーズで関西の広域観光模索
-
持続可能な旅の企業連合、エクスペディア加盟で活動に広がり CO2排出量測定など
-
旅行の成約率が上昇傾向 買い物かご放棄は減少