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ハーツ、チャプター11申請 事業運営や割引特典は継続

2020年6月1日 12:00 AM

これまでと同様にサービスの提供は継続

 米ハーツ・グローバル・ホールディングスは5月22日、米連邦破産法11条(チャプター11)の適用をデラウェア州破産裁判所に申請した。新型コロナウイルスの流行による移動の自粛で予約が急減し、コスト削減や資金確保に努め、米国政府に救済も求めたが支援を得られなかった。チャプター11は日本の民事再生法に相当し、同社は従来どおりの事業を継続しながら経営の立て直しを図る。

 ハーツ、ダラー、スリフティ、ダンレンの各レンタカー事業を継続し、各種割引特典や旅行会社などで発券されたクーポン・バウチャー、会員制度もこれまでと同様にサービスを提供する。同社は、「日本での予約客も今回の措置に何の影響を受けることなく現地で利用できる」と強調している。