12月の百貨店外客売上、3カ月連続減 通年は2%プラス

2020.03.02 00:00

 日本百貨店協会がまとめた19年12月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象91店舗の総売上高は前年同月を0.8%下回る299億2000万円となった。3カ月連続のマイナス。購買客数は1.6%減の43万7000人となり、7カ月連続の減少を記録した。同協会は、円高や日韓関係の悪化に伴う訪日韓国人客の減少が要因と見ている。

 19年1~12月の通年では、総売上高は前年比2.0%増の3461億3000万円となり、3年連続で前年を上回った。内訳を見ると、消耗品が4.8%増の1581億円となる一方、一般物品が0.3%減の1880億3000円とマイナスに転じた。購買客数は1.7%減の514万人と8年ぶりのマイナス。客数減を客単価の増加でカバーした。

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