スタートアップ投資の条件は「持続可能性」 環境問題への取り組み重視
2020.02.24 00:00
アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベルやウーバーを支援した投資会社のブラックロックは、サステナビリティ―(持続可能性)が投資するうえでの新たな標準になる」との考えを表明した。持続可能性が組み込まれたポートフォリオは、投資家により良いリスク調整後リターンを提供できるためだ。
フォーカスライトが19年の最もアクティブな投資家に選んだプラグ・アンド・プレイ・テックセンターは、旅行分野で持続可能性のある新興企業に対する投資を強化する計画だ。昨年10月には、プラスチック廃棄物の環境問題に取り組む新興企業に投資するため、約30社のグローバル企業でつくるプラスチック廃棄物撲滅アライアンス(AEPW)と提携。今後5年間で15億ドルをプラスチック廃棄物削減のために投資する。
初期段階の新興企業に投資するジェットブルー・テクノロジー・ベンチャーズなどは、環境に配慮した持続可能性をより重視している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Are venture capitalists consciously focusing on sustainability in travel?」
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#牛場春夫#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
城崎温泉街をWHILLで移動 高齢化に対応 でこぼこ道も観光しやすく
-
COP初、観光業の気候対策宣言で歴史的節目 課題は行動 日本の出遅れ感指摘する声も
-
JTBの中間期、増収減益 非旅行事業の減少響く
-
交通空白地解消へ官民連携基盤 自治体・交通事業者と支援企業をマッチング
-
新千歳も外国人入国者プラスに 主要空港の8月実績 韓国けん引
-
廃校へ行こう! 地域の思いが詰まった空間へ
-
リゾートトラストと三菱商事、医療観光で合弁事業を検討
-
沖縄県の宿泊税、都道府県で初の定率制に 26年度から2%で導入へ
-
AI浸透で観光産業に3つの変革 企業関係管理でパーソナル化 流通は直取引に
-
福島・浪江で町の未来考える謎解き企画 異彩作家と連携