19年の旅行テクノロジーの潮流、キーワードは動画広告
2019.01.21 15:03
旅行テック企業の米ソジャーンは、19年に注目すべき旅行関連テクノロジーの潮流にプログラマティック動画広告を挙げた。プログラマティック広告とは、複数のデジタルプラットフォームを通じて自動的にメディアを購入するプロセスの総称で、主にデータに基づくリアルタイムな広告枠の自動買い付けを指す。無料の動画編集ソフトウェアと各種の格安動画広告プラットフォームの登場で、19年はこの新たな運用型広告がブレイクすると見通した。
デジタル広告取引市場大手アップネクサスを昨年買収した米通信大手のAT&Tは今年、大々的なプログラマティックTV広告を計画している。ネットフリックスはハウスアドと呼ばれる単純静止画像プロモーションを自社プラットフォームで試行している。
また、チャットボットとインスタントメッセージサービスも19年に影響を及ぼすと予想する。インスタントメッセージ・プラットフォームとして人気を高めている米スラックは上場する計画で、より多くの消費者にインタフェースの利用を促し、旅行予約を含む商業活動を展開する機会を提供する見通しだ。
モバイルファースト世代にとって、航空会社やホテルとのチャットボットによる会話も始まる。19年は企業によるチャットボットの実験が活発化すると予想される。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Dwindling blockchain hype, the stagnation of voice and more travel tech predictions for 2019」
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