観光ナビで需要集中を回避 NTTがAPI提供 関西MaaSで採用
2024.06.03 00:00
NTTコミュニケーションズは、モバイル観光ナビ「FUN COMPASS」のAPI提供を開始した。観光事業者のスマートフォンアプリなどに導入することで、旅行者個人の嗜好に合う観光スポットを勧めたり、一部の観光地に訪問客が集中することを回避できるようにする。すでに関西MaaS協議会のスマホアプリ「KANSAI MaaS」に採用されている。
訪問客の属性情報やコンテンツ閲覧履歴などに基づき、最適な観光スポットを勧める。アプリを使えば使うほど、コンテンツ閲覧履歴などがお勧めに活用され、まだ知られていない観光スポットへ訪問を促すことができるという。
背景にあるのは、オーバーツーリズム対策として自治体等が需要分散化に取り組んだり、旅行者自身のニーズの多様化が進んでいること。一方、観光事業者はウェブサイトやスマホアプリで地域の観光情報を発信しているものの、嗜好に合った旅を個別に提供することが課題となっていた。
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