関西空港駅でAI案内実験 スマホで問い合わせ 混雑回避へ

2024.02.12 00:00

 西日本旅客鉄道と南海電気鉄道は共通使用駅の関西空港駅で、利用者が自身のスマートフォンを使ってAI(人工知能)アシスタントに問い合わせできる案内システムの実証実験を行っている。3月27日まで。関西空港駅の乗降客数はコロナ禍前を上回っており、混雑回避につなげる。

 設置されたシステムに表示されるQRコードをスマホで読み取ると、16カ国以上の言語で質問を入力できる。AIアシスタントが文字と音声で駅構内や周辺施設、乗り換え情報などを案内する。回答は日本語と英語のみ。文章で案内できない内容やより詳細な情報はURLへの遷移で案内する。

 QRコードはポスターでも提示する。JR西日本関西空港駅では、実証実験終了後もQRコードポスター型AI案内システムを継続する予定。

 実証結果はAI機能の向上に活用し、案内業務のレベルアップに努める。