「沖縄観光の回復を確かなものに」 玉城知事、好機控え成長に意欲
2024.02.05 00:00
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沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は1月25日、都内で「沖縄観光感謝の集い2024」を開催した。あいさつに立った玉城デニー知事は、那覇発着クルーズ就航や複数控えるスポーツの世界大会に触れ、「機会を逃さずに沖縄の魅力を発信し、観光の回復をより確かなものにする1年にしたい」と所信を述べた。
23年の沖縄県への国内観光客数は724万8800人を数え、コロナ禍前の19年を0.2%上回った。外国人観光客は98万6300人で66.3%減だが、12月は50%近くに回復率が上昇。航空路線の再開やクルーズ船の寄港で今後も段階的な回復が見込まれる。
特にクルーズは、MSC クルーズが「MSCベリッシマ」(乗客定員5655人)で初の那覇発着クルーズを1月に開始し、3月まで行う。県は飛行機で沖縄を訪れ船で周遊するフライ&クルーズを促したい考え。前後泊なども期待できる。3・4月には仏ポナンが小型高級船で離島クルーズを予定している。
集いには政府・旅行業関係者など約650人が参加。玉城知事は「世界から選ばれる持続可能な観光地として成長を遂げられるよう、さらに連携し取り組んでいきたい」と協力を呼びかけた。
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