エアビーアンドビー、国内消費額2.3倍に増加 日本人ユーザーは64%に
2023.11.13 00:00
エアビーアンドビーは日本での利用がコロナ禍以降に加速している傾向を明らかにした。同社が英調査会社オックスフォード・エコノミクスに依頼し、アジア太平洋地域10カ国での経済波及効果を調べた。22年2月~23年3月の1年間で、日本人を含むエアビー利用者の国内消費額は25億ドル(約3750億円)となり、前年の11億ドルから大幅に拡大した。
消費額には宿泊費のほか、飲食や買い物、交通費も含まれる。平均783ドル(約12万円)で他国に比べ高い傾向にあるという。日本はアジア太平洋地域で豪州、韓国に次ぐ3位の市場。
都市部から地方への分散化も大きな特徴。宿泊費で見た場合、地方滞在の割合は19年の3.3%から23年は9.2%へ大幅に上昇した。コロナ禍を経た在宅勤務の拡大で、新しい環境やより広いスペースを求めて郊外の人気が高まっている。
長期利用も増加した。28泊以上の滞在者の割合は19年の4倍以上となった。消費額は1億1400万ドルで全体の4.4%を占め、オーストラリアに次いで多い。ワーケーションなど柔軟な勤務形態が普及し始め、長期滞在の増加が顕著になっている。
国内での日本人客の割合は64%に拡大した。GoToトラベルキャンペーンに参加したことが一因と見ている。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#ホテル・旅館#新着記事
キーワード#ワーケーション#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking