外国人宿泊者、コロナ禍前上回る 7月は中国が1位浮上
2023.10.09 00:00
観光庁の宿泊旅行統計で、8月の外国人延べ宿泊者数は19年同月比9.0%増の1034万人泊となった(1次速報)。7月は0.1%増の1081万人泊(2次速報)で、2カ月連続でコロナ禍前を上回った。
7月を国籍(出身地)別に見ると、中国が1位に浮上したのが大きな特徴。4~6月は台湾、韓国、米国などに続き4位または5位だった。ただし、19年同月比では57.9%減にとどまっている。これに対して3位の韓国は22.0%増、4位の米国は56.6%増と高い伸びを示している。
日本人延べ宿泊者数は7月が19年同月比1.8%増の4173万人泊と今年3月以来のプラスとなったが、8月は3.4%減の5193万人泊と再びマイナスに転じた。この影響で、日本人と外国人を合わせた全体の延べ宿泊者数は7月が1.5%増の5254万人泊とコロナ禍前を上回ったが、8月は1.5%減の6227万人泊とマイナスに転じている。
カテゴリ#インバウンド#新着記事
キーワード#インバウンド#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
江ノ電に高雄メトロ号 日台観光電車プロジェクト 菓子メーカーが仕掛け人
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
観光庁、候補DMO制度を廃止へ 登録要件厳格化で 25年4月にガイドライン
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
専門家・実践者が語る文化観光が目指す未来
-
クールジャパン再起動 崖っぷちからの脱出
-
主要旅行業者の7月取扱額、海外旅行やや回復も法人中心 19年比プラスは7社
-
変革迫られる観光、次世代が鍵 観光立国リーダーらの認識一致
-
観光の限界点のその先に