2023年9月11日号>旅費規定のジレンマ 料金高騰とのはざまで
2023.09.10 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/TJ230911.jpg)
海外旅行費用の高騰は誰もが認識するところですが、修学旅行や業務渡航で「規定内で賄えない」といった声が大きくなっています。
国家公務員が自腹を切るケースも少なくないといい、財務省は旅費法を見直す方針。その上限を見ると、ニューヨークでの宿泊は最も高い内閣総理大臣で1泊4万200円。しかし実勢価格は5万円を超えており、現場クラスではいかに乖離が大きいか想像できます。
訪日客の増加で高騰しているとはいえ、日本の安さがグローバル感覚を鈍くさせているのかもしれません。
【特集】
*旅費規定のジレンマ
料金高騰とのはざまで
物価上昇などに伴う海外旅行費用の高騰が需要回復に影響を及ぼしている。それは、レジャー目的に先行して回復が進む業務渡航にとっても懸案事項。旅費の上限規定と実勢価格の乖離が大きいためだ。旅費規定のジレンマは早期回復が望まれる修学旅行にも影を落としている。
▽旅費規定と実勢価格のギャップ
▽乖離のインパクト
清宮学(日本橋夢屋代表取締役社長)
高野満博(日本修学旅行協会常務理事・事務局長)
井門隆夫(國學院大學観光まちづくり学部教授)
誌上採録
*農村ツーリズムによる地域再生と人材育成
飯干淳志氏(高千穂ムラたび代表取締役)
注目のニュース
観光庁概算要求、2.2倍の661億円
REVIC、国立公園の再開発に手応え
訪日医療ツーリズム、活発化の兆し
2空港が訪日客19年超え
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『DMOのメディアトレーニング』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*シン・交通サービス論 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2024年7月22日号>競争入札と談合 成長領域の落とし穴
?>
-
2024年7月15日号>訪日客のマナー問題再び 歴史的円安で変わる客層への対策
?>
-
2024年7月8日号>観光の趨勢と日本の競争力 世界3位が示すもの
?>
-
2024年7月1日号>数字でつかむ地域の観光 都道府県の予算、宿泊者数、観光消費
?>
-
2024年6月24日号>DMO連携の時代 地域発展の新たな手法
?>
-
2024年6月17日号>ツーリズムの現在地と未来 時代の転換期に探る産業のこれから
?>
-
2024年6月10日号>脱ダイナミックパッケージ 新たな選択肢を探る時
?>
-
2024年6月3日号>GWの海外旅行商戦総括 予測どおり回復基調に乗ったか
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く