韓国人の海外旅行先、コスパの高さで日本が人気

2023.02.06 00:00

 日本への旅行需要が活発だ。日本への航空券価格に大きな差がなくなり、ローコストキャリア(LCC)の代わりにフルサービスキャリア(FSC)を選ぶ旅行者が増えている。

 実際、価格比較サイトのネイバーで仁川/東京往復航空券(1月31日~2月2日)を検索すると、LCC の最安値はティーウェイ航空の48万3000ウォン、FSCはアシアナ航空の49万8700ウォンだった。2月3~5日の最安値はLCCがジンエアーの46万5500ウォン、FSCはアシアナ航空53万6900ウォン。LCCの価格はコロナ前と比べ約2倍に上がった格好だ。

 日本への旅行経験者らに聞くと、マイレージや機内サービス、搭乗の利便性などから5万~8万ウォンの差ならFSCを選ぶという声が多い。また、「日本行きの航空券が40万~50万ウォン台のため、FSC ではコロナ前よりビジネスクラスの予約が早く動く」(旅行業関係者)という。

 一方で日本で全国旅行支援事業が行われているため、「一部ホテルは宿泊料金を引き上げており、韓国人はより多くの費用を負担しなければならない」(旅行業関係者)との指摘もある。

 それでも日本人気は高い。ウォン高円安のうえ旅行費用の引き上げ幅が大きくないからだ。日本への旅行を計画する家族は「米国などは為替や物価も高く日本はコスパがいい」と話す。

韓国・旅行新聞1月26日

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