22年の国際観光客9億人 19年の63% 23年は95%予測
2023.01.23 00:00
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世界観光機関(UNWTO)によると、22年の宿泊を伴う国際観光客数(到着ベース)は前年の約2倍となる9億人超となった(暫定値)。コロナ禍前の19年の63%まで回復した。
地域別では、欧州が5億8500万人と全体の約65%を占め、19年の79%水準。中東は83%まで回復が進んだ。米国とアフリカは65%。一方、コロナ関連の出入国規制が続いたアジア太平洋は23%にとどまり、地域格差が大きい。
23年は全世界でコロナ前の80~95%に回復すると予測。欧州と中東は19年の水準まで戻り得るとしている。
UNWTOは世界最大のアウトバウンド市場である中国が旅行制限を解除したことに触れ、「世界中の観光産業の回復にとって重要な一歩」と指摘。特にアジアに利益をもたらす可能性があるとした。ただ、1月中旬までにアジアと欧州で計32カ国が中国からの旅行に制限を課している。
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