旅行業の倒産、3年ぶり減少 宿泊業もマイナス コロナ禍起因は増加
2023.01.23 00:00
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東京商工リサーチ(TSR)によると、22年の旅行業の倒産は18件で、3年ぶりに前年を下回った。7年ぶりに30件台まで増加した前年に比べると41.9%減。政府等による金融支援策の継続に加え、3月下旬にまん延防止等重点措置が解除されたことで、国内旅行の需要回復が後押しした。負債総額は57.6%減の18億3200万円で、過去20年で19年に次ぐ低水準。
宿泊業の倒産は前年比11.6%減の76件で、2年連続で前年を下回った。新型コロナの感染拡大で20年は100件を超えたが、政府の支援策などに支えられた。負債総額は83.0%減の236億3400万円。
ただし、新型コロナ関連の倒産の割合は増え、旅行業で17件と9割強を占めた。倒産件数自体は減少に転じたものの、海外旅行を主に扱う事業者を中心に、長期化するコロナ禍が経営に深刻な影響を及ぼしている。
宿泊業では前年比17.0%増の55件と7割超を占めた。遠出の観光や出張による宿泊需要が消失し、地方を中心にコロナ禍を理由とした倒産が高水準で推移した。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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