韓国政府、27年までに外国人客3000万人へ拡大 観光収入は300億ドル
2022.12.26 00:00
27年までに訪韓外国人客3000万人、観光収入300億ドル達成を目指す第6次観光振興基本計画(23~27年)がまとまった。19年の訪韓外国人1750万人、観光収入207億ドルを大きく伸ばす意欲的な目標だ。ポストコロナの国際観光を主導して国内観光を促進する構想。K-カルチャーと観光の融合、欧米など新規市場の戦略的開拓、観光の新しいモデル確立などを図る。
目標達成に向け、国際観光需要の先取りを狙い「2023-2024韓国訪問の年」を推進する。「K- カルチャーの本国、韓国へ」というテーマでニューヨーク・東京など世界50都市でK- 観光ロードショーを開催。日本と台湾で特別キャンペーンを実施する。欧米市場にも参加型イベントを企画、商品を開発する。
外国人観光客の入国から出国まで旅行全般の利便性を高める。企業の報奨旅行と修学旅行に限定された東南アジアからの団体電子ビザを一般団体にも発行。ショッピングの利便性促進へ約3600カ所の即時還付事後免税店を27年までに4600カ所に増やす。
コロナで被害を受けた観光産業も支援する。今後、同様の危機が発生した場合、業界の再起を支援するための危機対応システムを設ける。また、ホテル業界の人手不足解消に向けて海外人材雇用規制を緩和。専門職就業ビザを通じたホテル別外国人採用枠を拡大し、留学生の勤務時間制限も緩和する。
韓国・旅行新聞12月14日
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