KNT-CT、非旅行業のシェア5割に拡大へ 中間期黒字化の原動力
2022.11.21 00:00
KNT-CTホールディングスの23年3月期中間期(22年4~9月)は最終損益が25億6400万円の黒字に転換した。前期は68億5300万円の赤字。売上高が85.5%増の1067億円3100万円となり、営業利益20億2500万円を確保した(前期は84億8300万円の赤字)。通期は40億円を予想し、営業利益率はコロナ禍の影響がなかった19年3月期の0.6%から1.5%に上昇する見通し。
業績の好転を支えたのは非旅行事業だ。売上高が400億円強と全体の2割近くを占め、19年3月期の2%から拡大した。自治体とのネットワークを生かして受託業務を強化し、PTA業務の代行サービスなど新規事業開発に取り組んだ。米田昭正代表取締役社長は会見で「営業利益率を世間並みの3%にするためには、旅行事業と非旅行事業の売上高の割合を1対1にしたい」と拡大に意欲を示した。
一方、旅行業の動向は、通期で国内旅行はコロナ前の8割水準に回復すると予想。海外個人旅行は動きが鈍く、2割水準と予想した。
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