J-CAT、和文化体験を貸し切りで提供 訪日市場にサービス開始
2022.10.31 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/10/sub10_R.jpg)
ジャパンカルチャーアンドテクノロジー(J-CAT)は、由緒ある寺社や老舗の工房などを貸し切り特別な体験を提供するサービスを訪日市場向けに開始した。昨年から日本人向けに提供してきたが、このほど予約サイトの英語版「Wabunka」を開設し、プログラムも外国人向けにアレンジした。
訪日個人旅行が再開し、体験需要が高まっている。一方、日本の伝統文化・芸術分野はIT化とグローバル化への対応が遅れ、観光体験が知られていなかったり探せないといった課題がある。サービスを通じて解決を図りたい考え。
体験プログラムは非日常的な空間を貸し切り、少人数の外国人だけのグループ単位で実施する。各分野のプロである職人や芸術家などが講師を担い、経験が豊富な通訳案内士を手配する。
素材の掘り起こしには、同社のリサーチチームが日々調査を行い、事業者に直接提案する。打ち合わせを重ねて完全に独自のプランに仕立てていく。また、ITを活用して事業者の集客もサポートする。
プログラムの一例は、京都の大徳寺大慈院での座禅体験(約120分)が1人2万5000円から。宇治の中村藤吉本店は特に訪日客の人気が高いといい、挽き抹茶体験とお茶づくし(約150分)が1人1万5000円から。
カテゴリ#インバウンド#新着記事
-
?>
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
?>
-
観光庁、デジタルノマド実証に5事業を選定 受け入れ体制の整備推進
?>
-
再訪したい国1位も地方誘客に課題 ジャパンブランド調査 認知度低く情報不足
?>
-
訪日客の困り事、1位はごみ箱不足 観光庁調査 コミュニケーションも依然課題
?>
-
JATA、意識調査でインバウンド受け入れの課題洗い出し DMOや観光事業者に協力呼びかけ
?>
-
訪日客のコト消費、底上げが課題 コロナ前より拡大も支出割合少なく
?>
-
23年外客数、フランスが1億人到達 スペイン・米国が上位固める 日本は14位
?>
-
今治・しまなみに地域通訳案内士 市が育成 サイクリングの知識習得促す
キーワード#インバウンド#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く