サービス連合、外国人の円滑な受け入れ要望 観光人材の育成も
2022.10.03 00:00
サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)は、22年度の重点政策として、外国人観光客の円滑な受け入れに向けたコロナ検査体制の拡充、地方創生のための観光に特化した人材育成の推進などを掲げた。観光庁をはじめ、関係省庁や政党などに実現への働きかけを行っている。9月22日に都内で開いた会見で狙いや現状を説明した。
検査体制の拡充は、日本から帰国する際に陰性証明の提出を求められる国があるが、地域によっては対応できる検査機関が少ないため、今後の受け入れ拡大の阻害要因になると懸念する。検査と証明書の発行に対応した機関の拡充と、それらに関する情報発信の強化を国に求めている。
また、地方創生においては、観光産業がその切り札に位置付けられているが、特に観光が主な産業となっている地域では、観光に特化した人材の確保と育成が重要と指摘。国が地方創生の基本方針として策定する「まち・ひと・しごと創生基本方針」の中に、観光に特化した人材育成の推進を盛り込むよう求めている。
【あわせて読みたい】サービス連合、無料労働相談窓口を開設 弁護士が直接電話対応
カテゴリ#インバウンド#新着記事
キーワード#インバウンド#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
築地場外市場にスマートごみ箱 ポイ捨てなど課題に対処
-
観光庁予算、旅客税財源の比率83%に上昇 コンテンツ強化、ICT、DMOに注力
-
観光収入、日本は伸び率上位 59%増で米仏など大国しのぐ
-
主要7空港の外国人入国者数、那覇もようやく19年超え 9月実績 韓国3.7倍で
-
文化観光の計画認定、旧醤油工場も たつの市など4件 制度開始から計57件に
-
今治に地域創生のヒント クールジャパンDXサミットで岡田武史氏が披露
-
未体験の訪日市場出現の中で ひがし北海道DMOがシンポジウム
-
中部空港、訪日誘客に主体的関与 地域ブランド共創室を設置
-
小樽市、ファンコミュニティー開設でリピーター育成 新たな魅力発掘も
-
検索エンジンのフォルシア、東証に新規上場 ハイブリッド型サービスへ進化描く