サービス連合、外国人の円滑な受け入れ要望 観光人材の育成も
2022.10.03 00:00
サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)は、22年度の重点政策として、外国人観光客の円滑な受け入れに向けたコロナ検査体制の拡充、地方創生のための観光に特化した人材育成の推進などを掲げた。観光庁をはじめ、関係省庁や政党などに実現への働きかけを行っている。9月22日に都内で開いた会見で狙いや現状を説明した。
検査体制の拡充は、日本から帰国する際に陰性証明の提出を求められる国があるが、地域によっては対応できる検査機関が少ないため、今後の受け入れ拡大の阻害要因になると懸念する。検査と証明書の発行に対応した機関の拡充と、それらに関する情報発信の強化を国に求めている。
また、地方創生においては、観光産業がその切り札に位置付けられているが、特に観光が主な産業となっている地域では、観光に特化した人材の確保と育成が重要と指摘。国が地方創生の基本方針として策定する「まち・ひと・しごと創生基本方針」の中に、観光に特化した人材育成の推進を盛り込むよう求めている。
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