春闘、夏期一時金で前年超え サービス連合「一定の成果」と総括
2022.08.08 00:00
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サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)の22年春闘は、定期昇給や制度の維持を含む賃金改善で6月19日までに合意した加盟組合は79組合となり、前年より増加した。コロナ禍の影響が続き、特にホテル・レジャー、ツーリズム関連の組合では厳しい環境下での交渉となったが、連合は一定の成果が得られたと総括した。コロナ禍を受けて引き下げられた賃金水準の回復でも多くが合意に至り、おおむね回復傾向にあるとみる。
賃金改善額は、6月19日現在で集計ができた11組合の加重平均は8130円(2.83%)。前年は集計できなかったことから、前々年と比較して1868円上回った。このうちホテル・レジャー関連5組合は4733円(2.07%)で955円下回った。ツーリズム・国際航空貨物関連6組合は9186円(3.01 %)で2854円上昇。好調な国際航空貨物分野にけん引された面がある。
夏期一時金では、合意した加盟組合のうち6月19日現在で集計可能な58組合の単純平均は1.15カ月となり、前年同日の0.66カ月(52組合)を上回った。このうちホテル・レジャー関連は25組合で0.86カ月(前年同日は0.58カ月/25組合)、ツーリズム関連25組合は1.00カ月(同0.15カ月/ 20組合)といずれも改善した。
【あわせて読みたい】サービス連合春闘、賃金改善1%以上の要求継続 労働条件回復も
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