留学・ワーキングホリデー促進へ支援策 危機管理や資金の悩み解消
2022.08.01 00:00
海外留学やワーキングホリデーが再び活気を帯び始めるなか、支援サービスが相次いでいる。日本旅行の海外グループ会社、タスカル・リソーセスはワンストップの危機管理「留学110番」を開始。「スマ留」を展開するリアブロードはワーホリ費用の問題解消につながる新サービスを始めた。
タスカルは、NTAトラベルシンガポールが海外出張や教育旅行の危機管理を目的にマレーシアに設立した会社で、独自開発の通話アプリを通じて旅程変更や有事に対応する体制を構築している。これを生かし、年中無休のコールセンターでの対応や留学生への伝言・伝達、駆けつけ、危機管理に必要な現地最新情報を提供し、留学生、保護者、学校がそれぞれ抱える課題に対応する。
リアブロードは国内観光施設に特化したバイト紹介サービスのダイブと業務提携した。渡航前の数カ月間、北海道や沖縄などのリゾートで働きながら貯金し、渡航後はすぐにワーホリを開始できるようにして現地生活費の不安を払拭する。リアブロードでは6月のカウンセリング予約件数が過去最高の1265件を記録した。一方、円安の影響で想定以上に資金が必要となるケースが増えているという。
【あわせて読みたい】危機管理のインフラ確立へ新会社、ワンストップで旅程変更やトラブル対応 入国規制緩和で留学ビジネス活発化 需要獲得へキャンペーン展開も
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