オリエンタルランドCVC、otomoに出資 ガイドツアー強化へ連携
2022.05.30 00:00
専属ガイドによる少人数プライベートツアーサービスを手掛けるotomo(オトモ)はオリエンタルランド・イノベーションズから出資を得て、事業を加速させる。オリエンタルランドグループとの連携を進め、サービスの強化や国内各地での観光人材育成、新規事業の共同開発に取り組む。今後、出向者も受け入れる見通し。
オリエンタルランド・イノベーションズはオリエンタルランド100%子会社のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)。20年6月の設立以降、観光関連では、「NOT A HOTEL」や温浴施設向けデジタルツールなどのベンチャーに出資している。otomoへの出資額は非公表だが、持ち株比率は数%程度。なお、otomoにはJTBやせとうち観光活性化ファンドも出資している。
otomoはツアー運営の業務プロセスをデジタル化することでガイドの負荷を軽減し、低価格化やスムーズな予約・販売、安定したサービスを提供してきた。コロナ禍で訪日旅行が途絶えるなか、地域のコンテンツ造成やガイド人材育成など支援に取り組んできたが、訪日観光の再開を見据え準備を進める。
平塚雄輝代表取締役CEO は、オリエンタルランドグループとの協業により、人材育成やオペレーションノウハウの活用に期待する。サービスのクロスセルも検討していく。
【あわせて読みたい】otomo、JTB・せとうちDMOと資本・業務提携 「旅の価値提供で地域社会を豊かに」 otomo代表取締役CEO 平塚雄輝氏 「有償ガイドを産業へ」全国組織発足 資格や研修の環境整備 育つか有償ガイド 規制緩和で見えた課題と展望 ガイドのスキルマップ発行、5つの評価基準で品質可視化 「ガイド白書2020」刊行、人材育成や質向上に寄与
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
-
?>
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
?>
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
?>
-
観光庁、候補DMO制度を廃止へ 登録要件厳格化で 25年4月にガイドライン
?>
-
クルーズ拡大は企業連携が要 販売システム提供や共同仕入れで
?>
-
クルーズプラネットがB2B強化 全国でコンソーシアム形成へ
?>
-
JTB、楽天、ブッキングがサステナブルな旅提唱 共同ブースで呼びかけ
?>
-
大日本印刷、ホテルの書店開業を支援 第1弾は札幌の温泉宿
?>
-
森トラスト、独自色でホテル事業拡大 歴史的建造物を再生 国立公園には慎重姿勢
キーワード#インバウンド#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
『ポトスライムの舟』 夢を買う側に思いをはせて
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
8月の免税売上高、伸び鈍化 購買客数も成長率40%台に
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
-
地銀の相互観光誘客、連携が拡大 3行で瀬戸内ツアー 地場産業に光