一休、宿特化型SNS立ち上げ 写真から直感で選択 あいまいなニーズに対応
2022.05.09 00:00
高級ホテル・旅館の予約サイトを運営する一休は、宿泊施設に特化したSNS「YADOLINK(ヤドリンク)」を立ち上げた。ユーザーが旅行中に撮影した投稿写真から直感的に好みの宿を探すことができ、言語化できないあいまいなニーズに対応する。宿周辺情報も得られるようにすることで、旅行の計画段階からサポートする。
社員の提案から新規事業として立ち上げた。佐藤亮介事業部長は狙いについて、「一休ではいかに予約をスムーズにするかに焦点を当ててきたが、旅の前後はフォローできていない面もある。信頼できる人の体験談でそれを解決したい」と話す。旅行情報が氾濫するなか、自分好みの宿との予期せぬ出合いを演出する意図もある。
アカウント開設は無料で誰でも投稿・閲覧でき、嗜好に合わせた絞り込み検索やお気に入りの宿をブックマークして管理することが可能。施設情報は宿のデータベースにひも付け、公式サイトや一休、ヤフートラベルの予約サイトへのリンクも設けた。年内に投稿2万件、登録アカウント10万件を目指す。
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