TUI、ギリシャと持続可能な観光で協力 ロードス島でアイデア試行
2022.02.07 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/rhodes-6956551_640.jpg)
ドイツのTUIグループおよびTUI ケア財団はギリシャ政府と協力し、イノベーションラボを立ち上げた。観光をより持続可能なものにするためのアイデアを試行・共有する。この取り組みはロードス島を舞台に行われる予定。ロードス島はバケーションを構成するすべての要素が1カ所にそろい、理想的な環境と判断した。
プロジェクト名は「ロードス・コーラボ」。持続可能な観光の実現に向けた課題解消のソリューションを開発する。実証実験を経て、より広く共有できるようにする。国際的な専門家を集めるため、シンクタンクも立ち上げる。
TUIグループのフリッツ・ユーセンCEOは、「観光がなければほとんどのデスティネーションが経済的発展の根拠をなくす。コーラボは将来の持続可能な観光のための研究所として機能し、観光がもたらすインパクトを強化・発展させることができる」と語る。
今後5年間で資源の節約と環境保護のソリューションに焦点を当てる。雇用創出、教育、文化活動を通じて地域住民の参加を促し、モビリティーとエネルギー、水と廃棄物の管理に関する新しい概念を試行する。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「TUI AND GREECE LAUNCH SUSTAINABLE TOURISM INITIATIVE」
【あわせて読みたい】サステイナブルツーリズム国際認証が鍵 外国人客3200万人、ギリシャ観光が好調の理由
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
人生に不可欠な“遊び”の場を訴求 カリフォルニア観光局、ブランド刷新で
?>
-
年間平均キャンプ回数が過去最高 日常生活に定着 ソロキャンプも増加
?>
-
ドイツ観光局、開局50周年で需要喚起強化 日本市場は緩やかな回復
?>
-
日本の宿泊施設に新評価基準 ミシュランキーが登場、108軒選出
?>
-
旅行心理、家計に余裕なく節約志向 JTB総研調査 20代は海外旅行に前向き
?>
-
ノルウェージャンクルーズ、ブランドの認知度拡大へ 旅行会社に訴求 日本市場重視で
?>
-
オーストリア観光局、日本事務所開局50周年 24年は記念イヤー尽くし
?>
-
日本人の一人旅、世界で最多 ユーロモニター調査、個人重視傾向が顕著
キーワード#SDGs#新着記事
キーワード#TUI#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く