9月の客室利用率44.1% 全国で低調、東京もパラ恩恵少なく
2021.10.18 00:00
全日本ホテル連盟(ANHA)に加盟する130ホテルの9月の平均客室利用率は44.1%となり、前年同月に比べ0.7ポイントの微増だった(速報値)。8月の実績値に比べると11.6ポイントの減少。月末まで続いた緊急事態宣言とまん延防止等重点措置により、全体的に低調だった。
地域別では、北海道が70.9%と利用率で群を抜き、2位の甲信越(60.3%)、東北(56.8%)を引き離した。その他7地域はすべて20~40%台にとどまり、最も低い中国は20.7%だった。前年同月比でプラスとなったのは、北海道、関東、近畿の3地域のみ。
パラリンピック開催地の東京都は39.2%。8月(速報値)から10.4ポイントの低下で、関係者の宿泊による効果は限定的だったようだ。
【あわせて読みたい】8月の客室利用率49.7%、五輪などイベント開催地が上昇
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