2021年9月13日号>サステイナブルな旅を考える 求められる送客側の意識改革

2021.09.12 00:00

 コロナ禍を境に動きが止まったものがある一方、止まらないものもあります。

 むしろ加速しているのが持続可能な旅の基盤づくり。

 日々舞い込むプレスリリースにはサステイナビリティーの言葉があふれます。

 一方、送客側の旅行業は傷んだビジネスの回復に向け、政府の支援策などに関心が集中している様子。

 それは当然のこととはいえ、受け入れ側とのギャップが広がり、気づけば取り残されていたなんてことにならないか、そんな不安も覚えます。

 特集では、いまだからこその意識改革を呼びかけました。

【特集】
 *サステイナブルな旅を考える
  求められる送客側の意識改革

 多くの国がコロナ禍明けの海外旅行者受け入れを待ち望んでいる。しかし、再開を視野に入れたプロモーションには以前とは違いが見られる。それはサステイナブルな旅に軸足が置かれていることだ。受け入れ側のこのメッセージに送り手側はどう呼応するのか。

  ▽海外旅行の再開急ぐその時に
  ▽旅行業にとっての意義
   小林英俊(北海道大学観光学高等研究センター客員教授)
  ▽商品化に及ぼす影響
   檀原徹典(ミキ・ツーリスト代表取締役社長)
  ▽マーケティングの変化
   能登重好(フォーサイト・マーケティング代表取締役)
  ▽送り手への視点
   鈴木宏子(国連世界観光機関〔UNWTO〕駐日事務所代表)


論文
 *海外DMOにおけるブランディングの実践(後編)
  宮崎裕二(東洋大学国際観光学部)

注目のニュース
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誌上セミナー
 *海外の観光地域づくり
 『観光とインクルージョン』

コラム
 *視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
 *SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
 *観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
 *トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
 *山田静のツレヅレナルママニ
 *ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子

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