旅行予約アプリのホッパー、ルフトハンザとNDC接続 「無段階運賃」も利用可
2021.02.08 00:00
旅行予約アプリのホッパーはルフトハンザグループ各社と提携し、IATA(国際航空運送協会)が推進する新流通規格(NDC)での接続を開始する。対象はルフトハンザ・ドイツ航空、オーストリア航空、スイス・インターナショナル・エアラインズ、ブリュッセル航空。NDC パートナープログラムの参加者として、付帯サービスをはじめ、付帯サービスとセットにしたブランド運賃、旧来のGDSでの26段階での設定にとらわれない「無段階運賃(Continuous Pricing)」にアクセスできる。
ホッパーは19年に航空流通を専門とするGDXトラベルを買収し、NDC へのコミットメントを示した。将来的にさらに多くの航空会社をNDC戦略のパートナーに追加することを計画している。
ルフトハンザグループも同年、AI(人工知能)に焦点を当てた取り組みの一環としてホッパーに投資した。両者のプロジェクトの一部は新型コロナウイルス感染拡大の影響で保留になっているが、将来再開される予定。
なお、ルフトハンザのNDC プログラムに参画するOTA(オンライン旅行会社)にはホッパーのほか、エクスペディアグループとイードリームス・オディジオが含まれる。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Hopper connects with Lufthansa Group as first NDC partner」
【あわせて読みたい】静かに進むNDC 国際航空券流通の新ステージ 全日空、転換点にらみNDC推進 NDC未成熟も一部で効果発揮
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
?>
-
日本人の家族旅行は子が主導 ヒルトン調査 海外より国内志向
?>
-
JALサ旅をグローバル展開 第1弾はヘルシンキ 国内約4割増と好調
?>
-
25年の法人旅行、費用上昇緩やか CWT・GBTA予測 航空券は0.6%増
?>
-
韓国人の旅行、日本での支出増 ビザ調査 費目トップは買い物
?>
-
Z世代は旅行もタイパ重視 SNSで見てすぐ出発 行動は迅速
?>
-
旅行者の3割が環境配慮を軽視 ブッキング・ドットコム調査 ネガティブ思考が新たな課題に
?>
-
アーティストの追っかけ渡航が増加 エアビーの宿泊利用動向 テイラー・スイフトは70%増
キーワード#IATA#新着記事
キーワード#NDC#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
『ポトスライムの舟』 夢を買う側に思いをはせて
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
8月の免税売上高、伸び鈍化 購買客数も成長率40%台に
-
地銀の相互観光誘客、連携が拡大 3行で瀬戸内ツアー 地場産業に光