2020年11月9日号>GoToトラベルの3カ月 観光産業に何をもたらしたか
2020.11.08 00:00

菅首相自ら主導したと胸を張るGoToトラベルキャンペーン。確かに国内の人の流れは戻り始め、そこにかすかな望みをつなぐ事業者も出てきています。
一方で制度設計の問題などから販売の現場が振り回されることも多く、混乱と不信感を生じさせたことは否めません。
特集ではこの3カ月、GoToトラベルが観光産業に何をもたらしたかを、宿泊業、旅行業、地域の視点から考察しました。
年内に策定される観光需要回復のための政策プランはGoToトラベルの反省を踏まえたものへ進化していくことを期待します。
【特集】
*GoToトラベルの3カ月
観光産業に何をもたらしたか
新型コロナウィルスの感染拡大で危機に直面した観光産業の支援策としてGoToトラベルキャンペーンが7月22日にスタート。9月末までに宿泊旅行で2500万人泊以上が利用された。キャンペーン開始から3カ月が過ぎ、観光産業に何をもたらしたのかを振り返る。
▽キャンペーン開始からの紆余曲折
▽宿泊業に何をもたらしたか
山田静(旅館京町家楽遊マネージャー)
▽旅行業に何をもたらしたか
神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
▽地域に何をもたらしたか
佐藤真一(バリュー・クリエーション・サービス代表取締役)
▽海外のGoToキャンペーン
牛場春夫(フォーカスライト日本代表/航空経営研究所副所長)
誌上採録
*旅行会社と考える世界自然遺産の新しい魅せ方
西澤明洋氏(エイトブランディングデザイン代表/ブランディングデザイナー)
注目のニュース
ANA、旅行事業改革に大なた
新たな旅のスタイル普及へ検討会
国立公園や農村滞在に予算要求
7月も2空港の出入国ゼロ
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
丸山芳子(ワールド・ビジネス・アソシエイツ チーフ・コンサルタント)
コラム
*視座 中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*観光経営の未来シナリオ 清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子(ワン・グローカル代表取締役)
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2022年5月30日号>テレビと地域振興 BS開局続々で誘客に新局面
?>
-
2022年5月23日号>クルマ離れが変える旅 免許保有率低下のなかで
?>
-
2022年5月9・16日号>せとうちの地域戦略 尾道で世界に開く観光地づくり
?>
-
2022年5月2日号>新入社員の君へ いま届けたい産業人の思い
?>
-
2022年4月25日号>海外旅行の扉を開く 旅行業の復権はいかに
?>
-
2022年4月18日号>ウクライナ危機とツーリズム 軍事侵攻がもたらす世界的リスク
?>
-
2022年4月11日号>人手不足を乗り越える 課題克服と未来への変革
?>
-
2022年4月4日号>失敗できない出口戦略 政府・地域・産業界のインバウンド再開
アクセスランキング
Ranking
-
KNT-CT、6割増収で赤字縮小 今期の黒字化予想 非旅行業を強化
-
訪日実証ツアーで観光再開へ前進 米国など4カ国 旅行大手6社が実施
-
「このままでは観光孤立国に」 観光関連団体、水際対策緩和要望で危機感あらわ
-
4月の客室利用率63.8% 前年比18.5ポイント増 9地域でプラス
-
旅行促進へメタバースの役割増加 83%が購買に興味
-
クルマ離れが変える旅 免許保有率低下のなかで
-
エクスペディアが新戦略、事業者の旅行販売を包括支援 検索機能の改善も
-
関西経済同友会、舟運の活用を提言 クルーズで関西の広域観光模索
-
持続可能な旅の企業連合、エクスペディア加盟で活動に広がり CO2排出量測定など
-
旅行の成約率が上昇傾向 買い物かご放棄は減少