グーグル、ホテルに非接触技術を提供 コロナ禍でニーズに高まり
2020.09.21 00:00

新型コロナウイルスにより、旅行の幅広い分野で非接触型テクノロジーの需要が高まっている。これを受け、グーグルはスマートデバイスのグーグルアシスタントとネストハブを使用した非接触型通信サービスを米国内のすべてのホテルで展開できるようにした。今年後半には、より広範囲な地域に拡大展開する計画だ。
ネストハブはホテルの管理システムに接続して使用する。宿泊客は簡単な音声コマンドでプールの営業時間の確認やタオルの補充リクエストなどをグーグルアシスタントを通じて行うことができる。プライバシー保護のため、サインインの必要がなく、どの行為も個人アカウントにリンクされない。ホテル側はチェックアウトをはじめ、ブラインドや照明など室内設備の調整にシステムを構成することも可能だ。
19年2月、グーグルはネストハブやその他デバイスと統合したリアルタイムの翻訳機能を導入した。29の言語に対応するため、ホテルは宿泊客とより簡単にコミュニケーションを取ることができる。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Google expedites launch of contactless guest system for hotels in response to COVID」
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
キーワード#ホテル#新着記事
キーワード#新型コロナウイルス#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
緊急事態宣言で営業縮小再び 店舗休業やツアー中止、販売は仮想体験や春に照準
-
ワクチン接種義務は得策なのか
-
MICE業界再興へ方向性 ICCA部会の国際会議「ハイブリッドで収益拡大」
-
日旅、非旅行業分野の開拓強化 新事業展開やDX加速へ組織改正
-
キーワードで占う2021年 GoTo後の喚起策から地域振興DXまで
-
主要旅行業者の10月取扱額65.7%減、GoTo東京追加で国内大幅改善
-
白馬に煙のないゲレンデ誕生、喫煙所を加熱式たばこ専用室に
-
新潟・粟島浦村がガバメントクラウドファンディング、定期航路の存続へ
-
IATA調査、旅行需要回復は11月から停滞 国際旅行者88.3%減
-
東武トップツアーズ、社会課題解決型営業を強化 公務案件の受託拡大