IATA、全乗客にマスク着用呼び掛け 拒否者には罰則の可能性も
2020.08.31 00:00
IATA(国際航空運送協会)は8月24日、新型コロナウイルス感染防止の観点から、すべての乗客はマスクを着用する必要があるとする旨をあらためて呼び掛けた。
国際民間航空機関(ICAO)が6月に航空会社向けに示した感染対策の指針を示すガイドラインでは、機内における乗客のマスク着用を推奨している。だが、それ以降、少数ではあるものの、マスク着用を拒否した乗客がおり、全乗客を一度機内から降ろす必要性が生じるなど、トラブルに発生した事例が報告されている。
IATAは、航空チケット購入時に、航空会社の運送約款に同意する契約が乗客との間に成立している点を強調。乗客は航空会社の搭乗条件を順守する必要がある。
現在、多くの航空会社が機内をはじめとした空港でのチェックイン時や搭乗口でのマスク着用を義務付けていることから、マスク着用を守らない乗客は搭乗拒否や罰則を受ける可能性があると指摘している。
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