デルタ航空、新安全基準で安心感訴求 8月から羽田線で再開・増便
2020.08.03 00:00

デルタ航空(DL)は7月21日、 旅行・航空専門メディア向けに会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大予防のための空港や機内での取り組みについて発表した。大隅ヴィクター日本支社長(写真)は、「安心・安全はブランドの価値」と述べ、顧客と従業員の安全と健康を最優先に考えた取り組みを行っている旨を強調した。
新安全対策基準として4月から導入したデルタ・ケア・スタンダードは、クリーンネス、モア・スペース、セイファー・サービスと3つのキーワードを軸に運用している。たとえば、消毒については、静電スプレーを使い細かい隙間まで行う。3席配列の中央席のブロックや座席使用率に上限を設けて販売するなど適正な距離を確保し、より安全なサービスを提供する。また、従業員はPCR検査や抗体検査を実施している。
運航面では、拠点とする羽田空港からのアトランタ線とロサンゼルス線を8月1日から週3便で再開した。すでに7月から再開しているデトロイト線とシアトル線のうち、デトロイト線は1便増やして週4便とした。
羽田空港ではタッチレスサービス化を進めており、8月中には、現在試験的に運用している自動手荷物預け機を本格的に稼働させる予定だ。顔認証技術によるチェックイン導入も決まっており、早期運用を目指す。
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