ウポポイ、2カ月半遅れで開業 入場日予約制を導入
2020.07.13 00:00

アイヌ文化施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が7月12日、北海道白老町に開業した。当初の開業予定は4月24日だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。感染症対策の基本的対処方針や各種ガイドラインに基づく取り組みを講じたうえで営業し、入場日の予約制(日付指定)を導入した。
アイヌ語で「歌うこと」を意味するウポポイは、アイヌ文化の復興・創造とアイヌの歴史・文化に関する理解の促進を目的とした施設。博物館と体験・公演施設を配置した国立民族共生公園などで構成される。
公園ではムックリ(口琴)やトンコリ(五弦琴)など伝統楽器や伝統工芸製作、食文化・民族衣装の試着など、アイヌ文化に触れる多彩なプログラムを体験できる。北日本初の国立アイヌ民族博物館は、言葉・歴史・仕事・暮らし・交流・世界の6テーマをアイヌの視点で語る展示が見どころ。
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