ホワイト・ベアーが民事再生 負債約351億円、旅行業の倒産で過去最大

2020.07.06 00:00

 第1種旅行業者のホワイト・ベアーファミリー(島田篤代表)と関連会社のWBFホールディングス(近藤康夫代表)は6月30日、大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、同日に開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債はホワイト・ベアーが債権者約160人に対して約278億円、WBFホールディングスが同約20人に対して約73億円で、計約351億円。

 旅行業の倒産では、ジェットツアー(98年・約252億円)やてるみくらぶ(17年・約151億円〔関連会社計約215億円〕)を上回り過去最大となる。今年4月には、ホテル運営事業を行うWBFホテル&リゾーツが民事再生を申請しており、負債は約160億円。

 ホワイト・ベアーは1977年の創業。国内・海外の募集型企画旅行を手掛け、ダイナミックパッケージなどウェブの強みを生かした商品を展開。ホテル、レンタカー、ECに事業領域を広げ、近年は訪日旅行も手掛けている。19年3月期の売上高は前期の2倍近い207億円だが、純損益は3052万円の黒字から4億9700万円の赤字に転落していた。大阪のホテル事業が足かせとなった模様だ。また、新型コロナウイルスで予約取り消しや新規予約減少が重なった。営業は継続している。

 これに対し、星野リゾートが同3社の支援の検討に乗り出した。事前にホワイト・ベアー側から相談があったといい、今後、支援の可否や支援内容について具体的な調査や協議を行う。