白川郷、煙のない喫煙所整備 火災リスクを軽減
2020.04.27 00:00
岐阜県白川村と世界最大たばこメーカーのフィリップモリス・ジャパンは新しい喫煙環境づくりを目指し、包括協定を締結した。4月から火を使わない加熱式たばこ専用喫煙所を整備し、世界遺産である白川郷の火災リスク軽減を図る。
19年11月に駐車場で小屋2棟が全焼する火災が発生したことを受け、白川郷では村民と観光客が火災予防の共通意識をもって白川郷を守っていく必要性が高まっていた。今年4月1日に全面施行された改正健康増進法に伴い、望まない受動喫煙を生まない喫煙環境にも配慮した。
喫煙所は、合掌造り集落にある荻町多目的集会施設や荻町公園など、中央幹線沿いに設置した。荻町伝統的建造物群保存地区の景観を損なわないよう配慮した構造を採用。加熱式たばこ専用喫煙所が掲載されたマップとマナーガイドを刷新し、来訪客に喫煙環境変更の周知とマナーの向上を図る。
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