2020年3月23日号>観光のイニシアチブ 行政主導の現実と限界
2020.03.22 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/TJ0323-726x1024.jpg)
いまや定番となったお笑いのネタに「どうぞどうぞ」というものがあります。
日本人ならではの譲り合いの精神を責任の押し付け合いという形で落とすものですが、特集からはそんなことも想起させられます。
観光とは行政主導なのか、民間主導なのか…。
ジェイアール東日本企画の高橋敦司さんが「ウイルス対策を見ていてつくづく思う。やはり日本は国依存社会」と指摘するように、このテーマは日本特有なのかもしれません。
されど特集では観光のイニシアチブは誰がとるのか、と問いかけてみました。
【特集】
*観光のイニシアチブ
行政主導の現実と限界
いまや国の基幹産業の1つに数えられる観光産業だが、そのイニシアチブを握るのは行政なのか民間であるべきなのか。欧米の観光先進国では明確に民間主導だが、観光に関して“発展途上国”の日本では、イニシアチブのありかは曖昧だ。観光を主導する力はどこに求めるべきなのか。
▽行政と民間の適正バランス
▽観光行政の本質
小高直弘(名鉄観光サービス特別顧問/DMM.com地方創生事業部顧問)
▽観光のイニシアチブへの問いかけ
Theme1誰が観光を主導すべきか
高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
Theme2行政依存体質は変わるか
村木智裕(インセオリー代表取締役)
Theme3自治体の温度差は解消するのか
木下斉(エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)
注目のニュース
経済回復策で「観光を優先項目に」
業務渡航、全面中止54%
東北6県の外国人宿泊、155万人泊
12月旅行取扱額、3.0%減
誌上セミナー
*JNTO発外客攻略のヒント
『高リピーター国のポテンシャル』
コラム
*視座 高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長チーフ・デジタル・オフィサー)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド
*宿泊ビジネスの灯 井門隆夫(高崎経済大学地域政策学部教授)
*ビジネスパーソンの日々雑感 久保尭之(みなみあそ観光局戦略統括マネジャー)
統計・資料
*渡航先別日本人訪問客数
*国・地域別訪日外国人客数
*旅行業主要48社 12月の取扱状況
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2024年7月22日号>競争入札と談合 成長領域の落とし穴
?>
-
2024年7月15日号>訪日客のマナー問題再び 歴史的円安で変わる客層への対策
?>
-
2024年7月8日号>観光の趨勢と日本の競争力 世界3位が示すもの
?>
-
2024年7月1日号>数字でつかむ地域の観光 都道府県の予算、宿泊者数、観光消費
?>
-
2024年6月24日号>DMO連携の時代 地域発展の新たな手法
?>
-
2024年6月17日号>ツーリズムの現在地と未来 時代の転換期に探る産業のこれから
?>
-
2024年6月10日号>脱ダイナミックパッケージ 新たな選択肢を探る時
?>
-
2024年6月3日号>GWの海外旅行商戦総括 予測どおり回復基調に乗ったか
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く