北海道白老町にアイヌ文化発信拠点、4月開業へ
2020.02.17 00:00

北海道白老町のポロト湖畔に4月24日、「ウポポイ」(民族共生象徴空間)が開業する。ウポポイとは、アイヌ語で「歌うこと」。国の貴重な文化でありながら、存立の危機にあるアイヌ文化の復興・発展のための拠点を目指して整備された。
博物館や公園などで構成され、国立アイヌ民族博物館はことば・歴史・仕事・暮らし・交流・世界の6テーマをアイヌの視点で語る展示が見どころとなっている。国立民族共生公園では、ムックリ(口琴)やトンコリ(五弦琴)など伝統楽器や伝統工芸制作、食文化・民族衣装の試着など、多彩な体験プログラムを通してアイヌ文化について学ぶことができる。
ウポポイは新千歳空港から約40分の立地。年間来場者100万人の達成に向け、ゴールデンウイークや夏休み期間に加え、10月までの土・日曜・祝日は、通常17~18時までとしている開園時間を20時まで延長する。夜間は昼間とは違うエンターテインメント性の高いプログラムも実施する。
カテゴリ#地域の観光#新着記事
キーワード#アイヌ#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
雇調金受給額、観光関連が上位独占 ANA筆頭にKNT-CTやHISも
-
12月百貨店外客売上89%減、通年は4年ぶりマイナス
-
ワクチン接種開始で新サービス、旅行会社やバス会社が余剰資源生かして
-
四国全域でワーケーション推進、周遊型プランや紹介窓口を整備
-
オンラインツアー好調の琴平バス、訪日も強化 コロナ後へ未開拓エリア紹介
-
持続可能な観光地経営 待ったなしの行動改革とイロハ
-
シニアの国内旅行意欲が復活 JTB総研調査、海外旅行の世代交代も
-
20年の日本人国内旅行消費55%減、近場旅行伸び単価9%低下
-
MSCクルーズ、新造船に人型ロボット 最新技術で未来空間提供
-
『女将は見た 温泉旅館の表と裏』 伝統文化支える存在たるゆえん