年末年始の海外旅行、0.3%増で過去最高 国内は2.1%減
2019.12.16 00:00

JTBは年末年始(12月23日~1月3日)の旅行動向見通しで、1泊以上の旅行に出かける人は前年同期比2.0%減の3002万8000人と推計した。9連休も可能な曜日配列で、海外旅行は0.3%増の76万2000人と微増ながら調査を開始した1969年以来の過去最高となる見通し。ただ、景気動向や所得の伸び悩みにより支出を手控える傾向が見られ、国内旅行は2.1%減の2926万6000人と予測した。
1074人から回答を得た旅行動向アンケート、経済指標、業界動向、航空会社の予約状況、JTBグループの販売状況などから推計した。海外旅行は、日韓関係が悪化している韓国とデモが長引く香港が前年を下回り、アジア全体で2.5%減の49万9000人。一方で、米国本土(7.7%増)や供給量が回復しているグアム(7.1%増)、欧州(8.8%増)、オーストラリア(11.8%増)が好調と見通す。平均費用は、燃油サーチャージ額の低下や出費抑制から1.0%減の20万2000円。
国内旅行は、夫婦のみの家族旅行が増える一方、子供連れや三世代は減少見通し。1泊2日が1.6ポイント増えて全体の30.5%を占める一方、2泊3日は1.3ポイント減の27.7%。旅行先では、関東と東海の伸びが目立つ。平均費用は5.9%減の3万2000円。
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