主要7空港の6月実績、成田・福岡・那覇が外国人入国者減

2019.10.07 01:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数で全国上位7空港の6月の利用動向は、成田、福岡、那覇の3空港で外国人入国者が前年同月を下回った。いずれも台湾市場に落ち込みが見られたほか、成田は香港、福岡と那覇は韓国市場が振るわなかった。

 成田は台湾からの入国者が5.4%減少し、全体で1.8%のマイナス。福岡と那覇は0.1%の微減だが、韓国市場に絞ると福岡は日韓関係悪化の影響で7.7%減となった。一方、中部は32.8%増と好調が続いている。座席供給量の拡大を背景に主力4市場が伸び、なかでも台湾は約1.5倍と全体の底上げにつながった。

 日本人出国者は全7空港でプラス。新千歳の23.9%増を筆頭に那覇、中部、関西が平均を上回る2桁の伸びを示した。