奈良市が観光ごみ回収実験、ストレスなくし気持ちよく観光を

2019.12.09 00:00

市が制作したチラシ

 奈良市は観光によって生じるごみを商店街などの店舗で引き取る実証実験を12月27日まで実施している。

 同市では、鹿がごみを食べてしまうため、ごみ箱の設置が難しい。観光客がごみを持ち歩くストレスをなくし、気持ちよく観光してもらいたい考え。

 市内中心市街地の商店街など11店舗・施設が協力。観光客の買い物やテイクアウトした食事などによって発生したペットボトルや空き缶、その他の小さなごみを参画事業者の店舗や施設で回収する。観光客向けにチラシも作成した。

 実験では、利用者数やごみの種類と量を調査するほか、課題や観光客の反応、店舗実績への影響なども情報収集する。終了後は、検証結果を商店街にフィードバックし、継続的な取り組みを検討する。

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