帝国ホテル、悲願の京都進出へ 130周年控え新たな挑戦
2019.11.11 00:00

帝国ホテルは20年11月3日に開業130周年を迎えるに当たり、1年前の今年11月から記念企画の投入を開始した。「歴史にふさわしく 未来にふさわしく」をスローガンに掲げ、ロゴマークも作成。報道関係者を招いた懇親会で定保英弥代表取締役社長は、「未来に向けて帝国ホテルという迎賓館をどうつくっていくかがテーマ。未来への挑戦の意を込めた」と語った。
記念企画では、「日比谷ぐらし」と銘打った7泊130万円のロングステイプランを設定したほか、JTBロイヤルロード銀座とのコラボレーション企画として、上高地と東京または大阪の帝国ホテルに宿泊する3泊4日ツアーを商品化した。また、14代目東京料理長に38歳の杉本雄氏が就任しており、前料理長から30歳の大幅な若返りを図った。
目下の一大プロジェクトが京都市東山区・祇園の弥栄会館を活用したホテル開業計画だ。施設を所有する八坂女紅場学園と協議を開始することで基本合意し、20年代半ばの開業を目指す。4軒目の帝国ホテルで、定保社長は「京都にはぜひ誕生させたいと思いやってきた。地元に愛され貢献できるホテルにしたい」などと話した。
カテゴリ#トピックス#新着記事
キーワード#ホテル#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
5月の客室利用率65.9% GW好調で26.9ptの大幅増
-
ウェスティン、ウエルネス掲げ横浜に開業 CO2削減へ新たな試み
-
数字で知る地域の観光 都道府県の予算、宿泊者数、観光消費
-
アメックスGBT上場、アボットCEO「成長をさらに加速」 今期の営業収益17.5億ドル予想
-
米国、9000万人誘致へ新戦略 地方観光やサステナブル 消費額36兆円目標
-
カンタス航空、豪OTA子会社化 マイレージ会員のレジャーサービス強化
-
自治体から政府・観光業界へ 都道府県・政令指定都市アンケートから②
-
旅行取引の世界標準化待ったなし 日本海外ツアーオペレーター協会「変わらなければ将来ない」
-
観光の入国制限、完全撤廃を提言 運輸総研「開国と言えない」
-
韓国ハナツアー、訪日旅行の予約急増 日本政府の受け入れ再開で