女性幹部登用率25%へ、航空業界でキャンペーン

2019.11.04 00:00

 世界の航空会社のパイロットの5%、最高経営責任者(CEO)の3%は女性で占められる。IATA(国際航空運送協会)はこの不均衡を打破するため、25年までに女性幹部の登用を拡大する25by2025キャンペーンを始めた。キャンペーンへの参加は任意。現在、中国東方航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、カタール航空が参加している。女性幹部数を現行から25%増やすか、最低25%にすることのいずれかを25年までに達成することが求められる。

 同様の目標はパイロットやオペレーションの専門領域の職種にも要求される。同時にガバナンスにおける女性比率も現行の17%から25%に引き上げる。IATA主催の会議の議長やパネリストも最低25%を女性とする。

 アレクサンドル・ドゥ・ジュニアック事務総長は、「女性は幹部レベルや航空会社内の一部の職業で過小評価されている。 航空会社は多様で性別のバランスの取れた労働力がもたらす価値を理解している」と述べている。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「IATA launches campaign to advance gender diversity in airline industry」

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