主要旅行業者の3月取扱額、19年水準迫る 訪日旅行がコロナ後初のプラス
2024.06.10 00:00
観光庁がまとめた3月の主要旅行業者43社の総取扱額は4211億8041万円となり、コロナ禍前の19年同月比6.1%減まで回復した。桜の開花シーズンを迎えた外国人旅行が2.5%増の234億8890万円とコロナ禍後で初めてプラス成長に転じた。
春休みシーズンの国内旅行も11.9%増の2810億2538万円と全体の回復をけん引。回復が遅れている海外旅行は33.1%減の1166億6613万円となり、2月から落ち込みがわずかに縮小した。
企業別で総取扱額が19年同月を超えたのは7社だった。うち3社は大手で、JTB(24.1%増)とKNT-CTホールディングス(5.1%増)は訪日・国内がコロナ前を超え、東武トップツアーズ(57.4%増)は海外・国内がプラスとなった。
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