フィジー、運航ダイヤ変更で渡航者増に期待 地方空港から接続良く
2024.05.31 19:17
フィジーから先ごろ観光ミッションが来日し、旅行業関係者に向けて最新情報を発表した。23年に世界から迎え入れた旅行者は約93万人で、そのうち日本人は約7700人。19年の約1万4900人と比較するとまだ半数程度だが、日本は外国人旅行市場のトップ10に入る重要市場であり、今後の回復に期待を寄せている。
追い風となる可能性があるのは、フィジーエアウェイズ(FJ)の運航スケジュール変更。8月から成田/ナンディ線において、成田発時刻から5時間ほど遅くなり、現地発も夜行便となる。これにより、日本国内の地方空港からの接続が良くなり、現地到着後も離島への同日乗り継ぎが可能となる。FJは燃油サーチャージがかからない点も、渡航意欲を高めるきっかけになると見ている。
またフィジー政府観光局はブランドメッセージを12年ぶりに刷新した。「幸せあふれるフィジー(Where Happiness comes naturally)」として、独自の文化とホスピタリティー精神を伝える動画を発表。現地では観光産業のトレードショー「フィジー・ツーリズム・エクスチャンジ2024」を開催し、観光の速やかな再開に力を入れている。
写真は、来日したFJのアクイラ・バティ・ウェティ・チーフマーケティング兼セールスオフィサー(左)とフィジー政府観光局のロバート・トンプソン地域統括責任者。
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