シアトル観光局、日本での活動を本格再開 観光インフラ充実で誘致強化

2024.05.31 19:14

日本人にも人気のボーイング工場は昨年10月に見学再開 ©Max Cozzi

 シアトル観光局は今年、コロナ禍を経て4年ぶりに日本での活動を本格化している。その一環として、先ごろ旅行業関係者を対象に現地の最新情報を伝えるプレゼンテーションを実施した。

 シアトル市内や周辺地域の観光施設では、受け入れ体制はもとより、旅行需要がすでに回復している。例えば、日本人旅行者に人気のボーイングの工場見学は昨年10月から再開。空の玄関口となるシアトル・タコマ国際空港では22年に新たな国際線到着エリアが整備され、国際線対応ゲートも増加している。シアトルはクルーズの寄港地や出発地としても人気で、今年は4~10月の間、客船会社6社で計275隻が寄港する。

 26年にはサッカー・ワールドカップを控える。史上初めて米国、カナダ、メキシコの3カ国の共催で16都市で行われ、シアトルは開催地の1つ。日本から直行便で約9時間半と、米国本土で最も身近なアクセス先となるため、さらなる需要喚起を図る。

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