マレーシア資本のノゾホテル、富良野進出 企業MICE誘致に意欲
2024.05.27 18:55
富良野市で「Nozo Hotel(ノゾホテル)」を運営するNJWインターナショナルのナタリア・ウィルソン創設者兼CEOが先ごろ来日し、日本の旅行業界での認知向上と利用拡大に意欲を示した。同社は近年、日本をはじめ、インドネシア、シンガポールでのホテル・リゾート開発に力を入れている。ノゾホテルは昨年12月に開業した。
ホテルのある富良野と近隣の美瑛エリアは食の産地として知られる。ノゾホテルでは地元の事業者と提携し、野菜、チーズ、牛肉など旬の食材を用いた食事を提供。酒類は道内産のビールやワインを取りそろえる。また、スキーやカヌー、サイクリングなど、海外からの旅行者にも人気の高い体験型アクティビティーが年間を通じて楽しめる環境にあり、今後、企業のリトリート研修や報奨旅行など小規模MICEを受け入れたい考えだ。
ウィルソンCEOは「私たちのビジョンは、ノゾホテルが積極的に地域社会と連携・協力し、年間を通じて富良野の素晴らしさをアピールし、プロモーションする役割を果たすこと」と話す。「地元の事業者とともに、多様化する旅行者の需要に応えるプログラムを企画し、地域のさまざまなビジネスを向上させたい」と意欲を見せている。
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