主要旅行業者の2月取扱額、海外旅行34%減 業務渡航けん引で回復進む
2024.05.13 00:00
観光庁がまとめた2月の主要旅行業者43社の総取扱額はコロナ禍前の19年同月を21.9%下回る2867億9059万円となった。規模の大きい国内旅行が12.3%減の1726億3910万円と1月から大幅に改善し、全体の回復を押し上げた。
海外旅行も34.2%減の1024億7549万円と回復が進んだ。ただ、募集型企画旅行は67.2%減で業務需要がけん引する構図。外国人旅行は中華圏の春節があったものの21.4%減の116億7600万円で、1月よりマイナスが拡大した。
企業別で総取扱額が19年同月を超えたのは8社。海外留学のエスティーエートラベルが36.6%増と好調を維持しており、菱和ダイヤモンド航空サービス(15.5%増)など半数程度が業務渡航を主に扱う旅行会社だった。
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