HIS、通期純利益60億円の予想 第1四半期の好調受け上方修正
2024.03.25 00:00
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エイチ・アイ・エス(HIS)は、24年10月期(23年11月~24年10月)の連結業績予想を上方修正した。前期は純損益が26億円の赤字で、今期は当初52億円の黒字転換を予想していたが、60億円に引き上げた。第1四半期が好調だったためで、中間期も前年同期の48億円の赤字から15億円の黒字転換を見込む。当初予想は3億円だった。中間期・通期とも、営業利益、経常利益も上方修正している。
第1四半期の売上高は前年同期比74.5%増の805億2000万円。旅行事業とホテル事業がけん引し、予想を上回る業績となった。旅行事業は同社の一大セール「初夢フェア」が好調だったほか、海外旅行で手配旅行の割合が想定以上に増加し、収益性が良化した。円安の追い風を受け活況を呈している訪日旅行は顧客単価が上昇した。
これにより、営業損益は34億4800万円の黒字に転換。前期は34億3900万円の赤字だった。経常損益は33億7600万円の黒字(同38億2300万円の赤字)、純損益は25億8200万円の黒字(同35億7100万円の赤字)を確保した。
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