四国電力や地銀、瀬戸内にマンダリンホテル3軒誘致 高級ホテル拠点に周遊観光

2024.02.26 00:00

 四国電力をはじめ、阿波銀行や伊予銀行など地方銀行、事業会社が共同で、マンダリンオリエンタルホテルを瀬戸内に誘致し、27年夏に2軒を開業する。合同会社四国まちづくり&おもてなしプランニングを昨年12月に設立し、誘致活動のほか、ホテル所有を行う。

 マンダリンはいわずと知れた香港を本拠地とするラグジュアリーホテル。現在、日本では東京のみに進出している。瀬戸内に開業する2軒のうち、1軒はJR高松駅や高松港が近接する交通ターミナルのサンポート高松地区に、もう1軒は現代アートの聖地として知られる直島の本村地区に建つ。高松のホテルは地上13階・地下1階、客室数92室の都市型ホテル。直島はメイン棟(地上2階)と離れ3棟で客室数22室の古民家風ホテルとなる。

 両地域の特長を生かした施設づくりと運営を行い、ホテルを拠点に四国・瀬戸内の魅力を体験しながら旅をするエリア周遊型観光を促す。こうしたエリア周遊型をコンセプトとする最高級ホテルは海外でもまれだとしている。

 瀬戸内にある別の島で3軒目のホテルも建設予定で、30年開業を目指している。客室数50室でウエルネス施設を併設の予定。

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