トキエア、北海道から佐渡へ誘客 初就航路線で地域連携プロジェクト
2024.02.12 00:00

トキエアは1月31日、当初計画より約2年遅れながら、1路線目となる新潟/札幌(丘珠)線の運航を開始した。72人乗りのプロペラ機ATR72-600型機で週4日(月・金~日曜)、1日2往復4便を運航している。早期にデイリー化の実現と、2路線目となる新潟/仙台線の開設を目指す。
同社は航空機の運航にとどまらず、人流・物流を通じた持続可能な地方創生を事業目的に掲げる。実践と挑戦の場として、開拓者の意味を持つ地域連携プロジェクト「PATHFINDER」を立ち上げた。第1弾は、新潟県の象徴的な観光地で将来の就航も計画する佐渡。札幌線の開設を契機に北海道から佐渡への誘客を図るため、利便性の高い旅行商品をつくり提供を始めた。プロジェクトは国土交通省の交通・観光連携型事業の採択事業。
OTA(オンライン旅行会社)のエアトリと同グループ傘下で「ニーズツアー」を展開するかんざし、佐渡汽船、佐渡観光交流機構(佐渡DMO)が連携し、往復航空券からホテル、フェリー、観光まですべてパッケージ化した個人向けツアーを販売している。佐渡滞在をはじめ、佐渡と新潟市内での宿泊、佐渡日帰りプランなどを豊富にラインナップ。「ぶら佐渡&新潟」ツアーは、新潟市内と佐渡島2泊3日を2万9800円から設定した。
今後は就航を計画している仙台、中部、神戸など新たな路線にも同様に展開していく考え。販売チャネルの多様化に加えて、今回タッグを組んだ佐渡DMO、佐渡汽船、旅行会社との連携をさらに深める。事業の効果検証結果を基に、旅行商品の企画内容を磨き上げ、品質を改善する。閑散期対策も含めて、持続性のある佐渡の誘客促進を図っていく。
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